(株)DawnDishProjectの兄貴肌
『魚魯こ』店長 小柳幸士39歳。自身3年目の期待と展望。

株式会社DawnDishProjectの旗艦店でもある『海鮮居酒屋 魚魯こ』の屋台骨を支える店長、小柳幸士さんにインタビューをおこないました。
入社して3年4ヶ月、店長となって2年半となる小柳さんに、「ご自身がDDPへの転職を決めたわけ」から「これからの展望」までたくさんお話ししていただきました。
36歳でDawnDishProjectに入社。
ーはじめに、小柳さんのこれまでについて教えてください。ー
飲食に興味を持つようになったのは高校2年生の頃。友人に”一緒にアルバイトしないか”と当時ジョイポリスの中に入っていたレストランで働きだしたことがきっかけです。そのバイトが楽しかったんですよね。進学を考えた時も、自然とそのまま飲食の道に進もうと思いました。
”調理師免許っていうのがあるんだな””学校卒業したらもらえるんだな””じゃあ、学校入ろうかな”っていう感覚でしたね。
卒業後は結婚式場で経験を積み、その後力試ししようと務めた居酒屋で店長の座まで登り詰めました。毎日忙しく働いていましたよ。
そんな時、面識のあった当時『魚魯こ』で働いていた方に「DDPの店舗展開の関係で人が足りないから一緒に働かないか?」と誘いを受けました。
前の会社に不満があったわけでは全くないんですよ。ただ、ずっと厨房にこもりっぱなしでしたし、自分がそのお店でトップだったので他の刺激を受けることが少なくて.....刺激が欲しかったんですね。DDPに入社することに決めました。
ー36歳での転職。不安や迷いはなかったのですか?ー
あまりなかったです。
その当時は結婚してるわけでもなかったですし、とにかく環境の変化が欲しかったんですよね。
30代中盤、一から初心に返るのにギリギリかなって。ある程度歳いってしまうと、頭が凝り固まって新しいものを受け入れられなくなってしまうような気がして...これがラストチャンスかな?って思いました。

入社から1年経たずして海鮮居酒屋『魚魯こ』の店長に。
一異例のスピード出世ですね!小柳さんが店長として大切にしている事はありますか?ー
そうですか?(照)前のお店で店長経験があったから?ですかね。
店長として大切にしていることは、やはり良い職場作りですね。
最近よく言っていることは、毎日の終礼で「今日いいことあった人挙手!」って。
うちのスタッフ、「何かある人!」って言うと悪かったところ(反省点)しか言わないんです。
人間、自分の悪いところを言うのは簡単だけど良いところを言うのは苦手ですよね。
ほんと何でもいいんですよ、”自分が作って持って行った料理がお客さんに喜ばれました”でもいい。”自分がいつもこの位かかっている作業がちょっと短くなった”でもいい。毎日一つでいいからよかったことを探して欲しいって思っています。
そうしないとつまらなくないですか?
いいことを見つけようとすると、いいところを自分で作るとも思うんです。
よかったことは皆んなで”それいいね〜!みんなでやっていこう!”って共感して.....
毎日同じような作業をして同じ時間を過ごしているといいものが出来ないと思う。
”毎日毎日作業としての仕事を繰り返さないように”
あ、これもよく言っていますね。(笑)

ある日の終礼の様子
一小柳さんが一緒に働く人に求めている事はありますか?ー
自分の仕事って決めている範囲外にもちょーっとだけ手を伸ばしてほしいなって思います。
本当はお店全体で考えたらこれだけやらなきゃいけない事があるのに、自分で勝手に自分の仕事,自分の仕事って決めているとその間の仕事って出来ていないんですね。
だからそこをお互いに意識してほしいなって思います。きちんと意識出来れば自然といい環境になっていくのかなって。
意識を持ってみんながやってくれれば新しい事も出来ると思うんです。
みんなで共有して、みんなで一緒にやっていこうぜ!って。
僕もそんなにしっかりした人間じゃないので一人だとやらないんですよ。なので、みんなの前で公言してみんなで一緒にやる事で、やらなきゃいけない事に慣れていけば自然と出来るようになると思っています。

この春新入社員さんが入ったと聞きました。
ー出逢いはどうでしたか?ー
ビシッとスーツを着て、真面目っぽいなというのが第一印象。
埼玉の専門学校を出た新卒の子なんですが、一度親御さんと新潟に様子を見に来られて、その後社長と部長と埼玉にご挨拶に行って.....『魚魯こ』でも親御さんとみんなでご飯を食べたんですけど、緊張してるのかずーーーーっと食べているんですよ。”大丈夫?話聞いてる?”って思いました(笑)とにかくよく食べる子だな〜って。

この日もまかないを美味しそうに頬張る新入社員の蒲田さん(右)と見守る小柳店長。
ー彼の働きぶりはいかがですか?ー
今まで3年連続新卒者が入ってきているんですが、一番やる気があるかもです。
もちろん失敗することもありますよ、そんな時はきちんと”何でいけなかったか”それをしっかり説明して1〜10まで”こうするとこうならないよ”と教えるようにしています。
彼にはこれからでいいので、”自分で考えて行動していくっていうのが当たり前なんだよ”っていうのを教えていけたらなって思います。
教えるなんて言ったらおこがましいですかね、考えるようになってほしいなって思います。

ー若きホープに望む事はありますか?ー
まずは楽しんで仕事をしてほしいですね。
後は、彼だけでなく他の若い従業員にもだけれど、何か目標を持っていてほしいなっていうのはあります。
その為に調べたり学んだり.....強制はしないけどそういう意識を持ってほしいかな。
僕、20代の頃はとにかく遊びが中心だったんですよ!
だから彼らには、”20代のうちに飲食の業務に真面目に取り組めば、30行く前に今の僕を簡単に越せるから!”って言っています。
今自分はこれまでだ、毎日の仕事が大変だからこれしかやらないじゃなくて、今凄い頑張れば後々すごい楽になるぞ〜!頑張れ〜!って。期待しているんですよ。

お店の事も社員さんの事もよく考えられているのですね。
ー小柳さんが思うDDPとは?ー
DDP自体が8年目で店舗も4店舗。まだまだ若い会社だと思うんですよね。だからほんとこれから!って意識を特に役職者は持っていかないと...
若い社員の子達は言うんです。「これやる必要あるの?やっぱり必要なかったじゃん。」って。
その気持ちも分かるけど、会社も手探りでやっていかないといけない中で、必要あるのか無いのかって分からないんですよ。
だったらやってみて、消えていっても良いんじゃないかって。
やってみて違ってもそれは”無駄”じゃない。他の方法を見つければいいだけの話。
無駄も”経験”なんですよ。無駄なことって絶対にないと思うんです。
今もこれからも僕たちがDDPを作っていってるんだって感覚。
今いる若い人、これから入ってる若い人にいい環境づくりをしている最中なんです!
ー小柳さんにとってお店とは?お客様とは?ー
お店は大好きですよ!
売上げが安定し利益も出てきましたし、スタッフもパワーのある人達が揃っているので、このまま益々の人気店になればいいなぁと思っています。
お客様は自分たちのやっている事に反応をダイレクトに返してくれる人ですから”大切な人”ですね。
その”大切な人”にどうしたら満足してもらえるかを考えるのが僕たちの本質だと思うんです。
後は、お客様は自分たちのやっている事にジャッジをしてくれる人。
いっぱいお客様が来てくれれば自分たちのやっている事は正しいんだろうなって思うし、笑顔で帰ってくれたら本当に間違いなかったんだろうなって思います。
そういうリアクションがダイレクトに返ってくる職業として、居酒屋って良いなぁと思います。
そういうのがあるから若い子も頑張れているんじゃないのかな。
自分がやった事に対して人が喜んでくれるっていうのはすごく分かりやすいし、嬉しいじゃないですか。
もちろん良い反応でない時もある。でも悪いことも今後のいい事に繋がるよって、若い子達にも教えています。
数字上ですごい上がったなぁとか満足度が得られる職業もいいけど、お客様との距離が近い仕事ってすごくいいですよ。

ー5年後どうなっていたいですか?ー
お店全体がレベルアップしていたいですね。
従業員のみんなが胸張って”やってるよ!””これからもやるぜ!”って高い意識を持っている子たちで店舗を運営しているのであれば、5年後本当の繁盛店になっていると思う。
今、社長も取締役も部長も僕自身もよく言っているのが、うちのお店がある程度の売上げを確保できているのはオープンから色々な人達が頑張っていて、周りの人達、お客様も含めてやっと形付いて安定した利益が取れるようになってきたと言う事。
この5年間でどう継続して上を目指していくかですね。
5年じゃまだまだ若いか(笑)後10年やって内外ともに認められるくらい忙しいお店になっていれば成功!!ですね。

予約で満席の週末。仕込みに精を出す小柳さん。
ーこれからの展望があればお聞かせください。ー
この9月から『魚魯こ』の役職者が僕以外に、新たな料理長,ホールマネージャーと2人増えるんです。
今まで僕と齋藤料理長と二人三脚でやってきたものが齋藤料理長が商品開発部長として栄転し、これから3人体制になる中で、しっかりと意識を持って仕事に取り組んでいきたいですね。
そうすれば、役職者が3人もいる店舗ってDDPでうちが初めてなので良いお店になると思う。良いお店にしていくしかないです。
新しい2人は役職は初めてだから手探り状態ではあるけれど、今年度で形にしていって、来年度いい形でスタートできたら良いなと思っています。
新入社員さんが入ってきた時もそうだけど、こういった変化をいい方向に持っていこう!って思いますね。
何事も前向きに!が僕のモットーです。

チーム小柳のみなさん
(左上から、入社1年目の蒲田さん,入社2年目の菊入さん,新料理長の浅井さん,小柳店長,ホールマネージャーの飛田野さん)
《あとがき》
小柳さん、ありがとうございました。
とても気さくで優しいお人柄の小柳さんでしたが、言葉の端々からお店を盛り立てたいというガッツある熱い気持ちが見て取れました。
また、”皆んなで一緒に!””意識を持って!”とよくお話しされているのが印象的でした。
誰よりも会社やお店の事を考え、若手を上手に諭し、盛り立てる。人間一人の力はたかが知れているとチームワークを大切にされる小柳さん。
お店全体の雰囲気が良いのも納得がいきました。
小柳さんのプラス思考な考え方で部下の皆さんも頑張れているのでしょうね。
小柳さんをはじめ、DawnDishProjectには頼れるメンバーが揃っています!
まずは話だけ聞いてみたい、社内の雰囲気を知りたいという方、大歓迎です!
お気軽にお問い合わせください。
株式会社DawnDishProjectでは一緒に働く仲間を募集しています。
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